写真集『トーキョールキノグラフ』

山口監督が写真と映像を撮影した写真集&ミュージックビデオ。
映画『グシャノビンヅメ』の後日譚的物語。

出演：藤崎ルキノ
写真・映像：山口ヒロキ
文：MARU
音楽：Sugar Salt
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東京、下北沢。
あの7日間で、僕の未来はこじあけられた。

その少女は下北沢の街に“落ちていた”。
僕は彼女をボロアパートに連れて帰ることにした。
少女の名はルキノ。
いつごろこの街にきたのか、この街で何を探しているのか、
本人もよくわかっていないようだった。

渋谷の映画館で立ち見を出し、モントリオール・ファンタジア映画祭でも銀賞を受賞して話題になったSFスリラー映画『グシャノビンヅメ』から7年。監督山口ヒロキと主演女優・藤崎ルキノが再タッグを組んだ。ロックバンドSugar Saltを迎えて、『グシャノビンヅメ』の続編的要素を含む『トーキョールキノグラフ』を制作。「再生」をテーマに、写真集と小説、映像と音楽を掛け合わせたアート作品を生み出した。
スペシャルDVD付属(ミュージッククリップ+メイキング)
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少女は太陽に目をほそめた。
映画『グシャノビンヅメ』は、この本でようやく完成したのだ。
同世代が創造したこの世界を、僕は誇らしく思う。
乙一(作家)




内容（「BOOK」データベースより）
SFスリラー映画『グシャノビンヅメ』監督山口ヒロキと主演女優藤崎ルキノが再タッグを組んだ。ロックバンドSugar Saltを迎えて、『グシャノビンヅメ』の続編的要素を含む『トーキョールキノグラフ』を制作。「再生」をテーマに、写真集と小説、映像と音楽を掛け合わせたアート作品。DVDにはミュージッククリップとメイキング映像を収録。


著者について
藤崎ルキノ(女優)
福岡県北九州市出身。山口ヒロキ監督作品『グシャノビンヅメ』の主演をきっかけに女優を始める。2005年から女優業を一時休止し、秋葉原にあるメイドカフェ「@ほぉ~むcafe」で働きつつ「完全メイド宣言」のメンバー「ユーリ」として活動。解散後は女優業に復帰し、映画、舞台などを中心に活動している。主演作が、カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭を始め数々の映画祭にノミネートされる等、海外でも評価されている個性派女優。

山口ヒロキ(映画監督)
京都府出身。立命館大学在学時に映画制作を開始し、わずか2作目の『深夜臓器』で第2回インディーズムービー・フェスティバルグランプリを受賞。2004年に監督した初の劇場用長編映画『グシャノビンヅメ』(洋題『Hellevator』)がモントリオール・ファンタジア映画祭グランドブレーカーアワード銀賞を受賞。数々の海外映画祭の正式招待を受け、世界に知られることとなった。現在、山形県小野川温泉にて劇場用長編『ヲノグァワ』を制作中。

Sugar Salt(ロックバンド)
東京を中心に精力的に活動中。2009年5月に1stアルバム『ゆれる』を全国発売し、全国ツアーを慣行。2010年12月には下北沢mosaicで二度目のワンマンライヴをSold outさせた。メンバーそれぞれが影響を受けた音楽や文学、絵画をバックグラウンドに、ロックが持つソリッドな一面とメロウな響きを感じさせる稀有なサウンドが魅力。心象世界を偽りのない言葉で綴るカワシマユウキの歌詞は、性差年齢に関係なく多くの共感を得ている。

MARU(PLUGGEDプロデューサー)
山口県出身。福岡の雑誌社に勤務後、2002年よりフリーランスのライター・編集者として活動。2006年に博多出身のロックミュージシャンのインタビュー本『博多とロック』(書肆侃侃房)を出版。Zepp福岡で出版記念ライヴイベントを行った。2007年に東京へ移住。雑誌のインタビューや書籍の執筆、編集などを行う。2010年、クリエイターやアーティストを集めて独自のプロジェクトを展開する組織「PLUGGED」を立ち上げた。

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